最近、どうも家の中で気になる視線を感じる、いや、気配を感じるんだ。気のせいかなと思っていたんだけど、先日ついにその正体と遭遇してしまった。夜中にトイレに行こうと廊下を歩いていたら、壁際をスーッと銀色の何かが横切ったんだ。一瞬だったけど、細長くて、触角みたいなのが付いてた。多分、あれはシミ(紙魚)ってやつだろう。正直、気持ちの良いものじゃない。それからというもの、なんだか家の中の隅々が気になって仕方ない。今日は意を決して、家の中の「細長い虫」捜索と、彼らが潜んでいそうな場所のチェックをしてみることにした。まずは、一番怪しい本棚から。もう何年も読んでいない本がぎっしり詰まっている。恐る恐る本を抜き取ってみると…やっぱりいた。数冊に一匹くらいの割合で、本の隙間や背表紙の裏あたりに潜んでいる。小さな糞のようなものもちらほら。これは本格的に対策が必要そうだ。次に目を付けたのは、押し入れの奥に積み重ねてあるダンボール箱。引っ越しの時に使ったものや、通販で届いたものがそのままになっている。これも良くないと聞く。一番下の箱を持ち上げてみると、床との間にホコリが溜まっていて、そこに数匹のシミが!ダンボールの波状の隙間にも、卵らしきものが見えるような…。見なければよかった、と思いつつも、現実を直視しないと始まらない。クローゼットの中もチェック。衣替えでしばらく着ていない服の間に、虫食いの穴はないか?防虫剤はちゃんと効いているか?幸い、こちらには目立った被害や虫の姿はなかった。ホッと一安心。最後に、湿気がこもりやすい洗面所の下や、キッチンのシンク下も覗いてみた。ここにはシミではなく、もっと足の多い、ゲジっぽいのが以前出たことがあるからだ。今回は特に何も見当たらなかったけど、排水溝周りの掃除はもう少し念入りにした方が良さそうだ。今日のチェックで分かったのは、やっぱり掃除と整理整頓、そして湿気対策が重要だということ。見て見ぬふりをしていた場所に、ちゃんと彼らは潜んでいた。これからは、もっとこまめにチェックして、彼らが住みにくい環境を維持するように努めよう。あの銀色の影に怯える日々とは、もうおさらばしたいからね。
細長い虫発見観察日記と家の中チェック