あの日ゴミ箱が地獄に!私のうじ虫大量発生体験
忘れもしない、去年の夏の出来事です。連日の猛暑で、少しゴミ出しを怠ってしまったのが全ての始まりでした。普段から生ゴミはビニール袋に入れて口を縛り、蓋付きのゴミ箱に入れているのですが、その日は収集日を勘違いし、数日分の生ゴミが溜まった状態になっていました。異変に気づいたのは、ゴミ箱の周りを小さなハエが飛び回り始めた時です。嫌な予感はしつつも、まだ大丈夫だろうと高を括っていました。しかし、翌朝、ゴミを出そうと蓋を開けた瞬間、私は言葉を失いました。ゴミ袋の隙間から、無数の白い小さな虫、うじ虫が蠢いていたのです。その光景はまさに地獄絵図。鳥肌が立ち、思わず後ずさりしてしまいました。ゴミ袋を持ち上げるのも躊躇われるほどの状況で、どう対処すればいいのかパニックになりました。とりあえず、インターネットで駆除方法を検索し、熱湯が効果的だという情報を得ました。意を決して、沸騰したお湯をやかんに満たし、ゴミ箱の中に注ぎ込みました。ジュッという音と共に、うじ虫の動きが止まるのが見えましたが、それでも完全には駆除しきれません。次に試したのは、家庭用の殺虫剤です。ゴミ箱全体にスプレーし、蓋を閉めてしばらく放置しました。数時間後、恐る恐る蓋を開けると、ほとんどのうじ虫は動かなくなっていました。その後、ゴム手袋とマスクを装着し、うじ虫が付着したゴミ袋を二重、三重にして厳重に封をし、ようやくゴミ集積所へ運び出すことができました。ゴミ箱は洗剤とブラシで徹底的に洗浄し、熱湯消毒も行いました。この一件以来、私は生ゴミの処理には細心の注意を払うようになり、ゴミ出しを一日たりとも怠ることはなくなりました。あの悪夢のような光景は二度と見たくありません。うじ虫対策は、決して他人事ではないと痛感した出来事でした。