自宅の庭でくつろいでいると、隣接する空き地の木の枝に大きな蜂の巣ができているのを発見しました。蜂が頻繁に出入りしており、種類は特定できませんでしたが、明らかに活動的な巣です。我が家との境界フェンスからも近く、洗濯物を干したり、子供が庭で遊んだりする際に危険を感じました。空き地は長年手入れされておらず、所有者が誰なのかも分かりません。このような場合、どうすれば良いのでしょうか。まず考えたのは市役所への相談です。自分の土地ではないため、勝手に駆除するわけにもいきません。市役所の環境衛生を担当する課に電話をし、状況を説明しました。「隣の空き地に大きな蜂の巣があり、危険を感じている。所有者が分からないので対応をお願いできないか」と伝えました。市役所の担当者の回答は、「私有地内の蜂の巣については、基本的には所有者の方に対応していただくことになります」というものでした。ただし、「空き地の所有者を市役所で特定し、状況を伝えて対応を依頼することは可能です」とのことでした。そこで、空き地の正確な場所を伝え、所有者調査と連絡を依頼しました。数日後、市役所から連絡があり、所有者を特定し連絡を取ったが、遠方に住んでいるためすぐに対応が難しいとの返答だったそうです。しかし、市役所からは「蜂の巣が道路にはみ出しているなど、公共の安全に影響があると判断される場合は、市として何らかの対応を検討しますが、現状では私有地内の問題として、引き続き所有者に対応を促していきます」との説明を受けました。結局、市役所が直接駆除に乗り出すことはありませんでしたが、所有者への連絡と指導を行ってくれたことで、状況が動くきっかけにはなりました。その後、しばらく時間はかかりましたが、最終的には所有者が業者を手配し、蜂の巣は無事に駆除されました。この経験から学んだのは、隣接地の蜂の巣問題であっても、市役所は直接的な駆除は行わないまでも、所有者への連絡や指導といった形で間接的に関与してくれる可能性があるということです。まずは状況を正確に伝え、相談してみることが重要だと感じました。
隣の空き地に蜂の巣!市役所に相談した事例