あれは梅雨時の蒸し暑い夜のことでした。リビングでくつろいでいると、ふと壁際に黒くて細長い虫がいるのに気づきました。「うわ、ハサミムシ!」と、虫が苦手な私は一瞬で凍りつきました。ハサミムシ自体、見た目がグロテスクで好きではありませんが、その虫はなんだかいつも見かけるハサミムシよりも大きい気がするし、動きが妙に素早いのです。よく見ようと近づくと、サササッと驚くようなスピードで家具の隙間に隠れてしまいました。その俊敏さに、さらに恐怖が増しました。ハサミムシってこんなに速かったっけ?しかも、お尻にハサミがあったかどうか、一瞬だったのでよく見えませんでした。「もしかして、もっとヤバい虫なのでは…」と不安になり、スマートフォンで「ハサミムシ 似た虫 家の中 速い」といったキーワードで検索を始めました。すると、候補としてゲジ(ゲジゲジ)という虫がヒットしました。画像を見ると、たくさんの長い脚を持つ、これまた不気味な姿。でも、確かに動きが速いという特徴は一致しています。あの虫はゲジだったのでしょうか?それともやっぱりハサミムシ?あるいは、もっと別の虫?正体が分からないことが、余計に不安を煽ります。その夜は、虫がまた出てくるのではないかとビクビクしながら過ごしました。翌日、念のため部屋の隅々をチェックしましたが、虫の姿は見当たりません。しかし、どこかに潜んでいるかもしれないと思うと落ち着きません。とりあえず、侵入経路になりそうな窓の隙間や換気口を確認し、虫除けスプレーを家の周りに撒いてみました。専門業者に頼むべきかとも悩みましたが、まずは自分でできる対策から始めることにしました。あの虫の正体は結局ハッキリとは分かりませんでしたが、今回の経験で、虫の種類を正確に見分けることの重要性を痛感しました。ハサミムシだと思い込んでいても、実は違う虫で、対処法も異なる可能性があるからです。そして何より、不意の遭遇は心臓に悪い。日頃からの侵入対策が大切だと、身をもって学んだ出来事でした。
恐怖!家に現れたハサミムシみたいな謎の虫