ホウ酸団子は手軽なゴキブリ対策ですが、その主成分であるホウ酸は人間やペットにとっても有害です。安全に効果を得るためには、いくつかの重要な注意点を守る必要があります。最も注意すべきは「誤食の防止」です。特に、小さなお子さんや、犬、猫などのペットがいるご家庭では、細心の注意を払わなければなりません。ホウ酸団子は、絶対に子供やペットの手の届かない場所、目につかない場所に設置してください。例えば、冷蔵庫の裏や下、シンクの下の奥、家具の隙間、棚の上などが考えられます。市販品を選ぶ場合は、子供が開けにくい構造になっている容器入りのものや、苦味成分が添加されているものなど、安全対策が施された製品を選ぶと良いでしょう。手作りする場合は、団子に色を付けたり、保管場所を厳重に管理したりするなど、食品と間違えないための工夫が必要です。設置場所の選定も重要です。ゴキブリは暗くて暖かく、湿気があり、水や餌に近い場所を好みます。キッチンのシンク周り、コンロの下、冷蔵庫の裏、洗面所、浴室の入り口、ゴミ箱の近くなどが効果的な設置場所です。ただし、水に濡れるとホウ酸が溶け出して効果が薄れたり、流れ出したりする可能性があるため、水気のない場所に設置しましょう。ホウ酸団子は、設置したら終わりではありません。「定期的な交換」が必要です。ホウ酸自体の効果は長持ちしますが、誘引成分の効果が薄れたり、団子がホコリをかぶったり、湿気たりすると、ゴキブリが食べなくなる可能性があります。一般的に、3ヶ月から半年、長くても1年を目安に新しいものと交換するのが良いとされています。交換時期を忘れないように、設置した日付をメモしておくと良いでしょう。不要になったホウ酸団子の「処分方法」にも注意が必要です。そのままゴミ箱に捨てると、他の動物が誤って食べてしまう危険性があります。ビニール袋などに入れてしっかりと口を縛り、他のゴミと混ぜて、自治体の指示に従って処分してください。これらの注意点をしっかりと守り、安全管理を徹底することが、ホウ酸団子を有効活用するための大前提となります。