通販の利用が増え、家庭内にダンボールが溜まりがちな昨今。これらのダンボールを適切に管理しないと、ゴキブリの温床となってしまう可能性があります。しかし、すぐに処分できない場合や、一時的に保管が必要な場合もありますよね。そこで今回は、家庭でダンボールを保管する際に、ゴキブリを寄せ付けないためのコツをご紹介します。まず最も重要なのは、保管場所を選ぶことです。ゴキブリは暖かく、湿気が多く、暗くて狭い場所を好みます。したがって、キッチンや洗面所、押し入れの奥など、湿気がこもりやすく、ゴキブリが潜みやすい場所での保管は絶対に避けましょう。理想的なのは、ベランダや玄関の土間など、屋外に近い、風通しの良い場所です。室内で保管せざるを得ない場合は、リビングなど比較的乾燥していて、人の目が行き届きやすい場所を選び、壁から少し離して置くなど、通気性を確保する工夫をしましょう。次に、ダンボールの状態を管理することも大切です。可能であれば、ダンボールは受け取ったらすぐに中身を取り出し、解体して平らに潰しておくことをお勧めします。潰すことで、ゴキブリが隠れる隙間を大幅に減らすことができます。もし、箱のまま保管する必要がある場合は、ガムテープなどで隙間なく封をしておくと、ゴキブリの侵入や内部での産卵を防ぐのに役立ちます。特に、長期間保管する場合は、この作業が重要になります。また、ダンボールを積み重ねて保管する場合は、定期的に動かしたり、順番を入れ替えたりすることも有効です。同じ場所にずっと置きっぱなしにすると、その下がゴキブリの巣になってしまう可能性があるため、時々動かしてチェックし、掃除をすることで、定着を防ぎます。さらに、ダンボールの周りにゴキブリ忌避剤を設置するのも一つの方法です。市販の忌避剤や、ハッカ油などを利用して、ゴキブリが近づきにくい環境を作るのも良いでしょう。ただし、忌避剤の効果は永続的ではないため、定期的な交換や補充が必要です。そして何よりも大切なのは、不要になったダンボールは溜め込まず、できるだけ早く処分することです。保管はあくまで一時的な措置と考え、地域の回収ルールに従って、こまめに廃棄する習慣をつけましょう。これらのコツを実践することで、ダンボールがゴキブリの発生源となるリスクを最小限に抑え、清潔で快適な住環境を維持することができます。
家庭で段ボール保管ゴキブリ対策のコツ